ネガティブな思考パターンというものは、黙っていて改善されるものではありません。
それがその人にある間中、自分に、周囲に、多大なダメージを与え続けます。
これが、長年培った望ましくないスキルとして身についている場合、それが身についているのが当たり前として今まで過ごしてきたわけですから(意識的、無意識的に関わらず)、生きにくさを改善し、素敵な変化と成長を遂げたいなら、自らの心のあり方を180度変える決意と取り組みが必要で、根本原因を自ら完全に認める覚悟が必要です。
自分の答えは最初から決まっていて、それと同じ答えをあえて他者に求める方がいますが、これをやっている限り、自分が理想とする変容や成長は困難かと思います。
本人の中ではこの行為は確認行為なのかもしれませんが、と同時に、自分の考えに自信が持てない状態であり、自らの弱さや脆さを隠し持って生きていることに気づきましょう。
いつも人と同じ意見、人と一緒でなければ自分の存在を確信できず、堂々としていられず、一人では何もできないという傾向がありますので、楽に生きるために、支配される側にわざわざついて生きる人も少なくありません。
しかし、年齢を重ねる度に、この生き方は心の底から湧き上がる達成感や充実感を伴わない為どこか空虚で、なにか物悲しい、辛い気持ちにあなたをさせるでしょう。
人生が生きにくい原因には様々な原因があり、それには個人差もありますが、人間は自分にとって何かを優位にコントロールしようとする時、される時が圧倒的でしょう。
自分のエネルギーをプロテクトできないとか、自分に自信がないとか、無気力感が伴う人は、支配的エネルギーに自動的に振り回されやすく、影響されやすくなりますから細心の注意が必要です。
支配欲を持つ人間のほとんどは、基本的に愛された記憶や喜びという記憶に欠けています。
パートナーや今まで関わってきた人たちに充分に愛された記憶がなくて、自分を裏切って許せない気持ちとか、自分を愛してくれなかったという気持ちを何かのせいにしたり、あるいは支配されていることを必要とされている、あるいは愛されていると誤った受け止め方をし、怒り、傷つき、意図的に自分を愛してくれる人を自分の周りに置いてコントロールしたり、されたりを好みます。
自分に降りかかった問題や出来事を人や何かのせいにして、自分の今生の責任と生き方に向き合おうとしないのは、それ自体が魂が癒されない生き方でしかなく、その気持ちを自分が持ち続ける限り、どれほど月日が経過しても、あなたの中にその闇が居座り続け、更なるネガティブ要因を自分で自分に引き寄せ続けることにも気づいて下さい。
心を閉ざして生きるのは個人の自由ですが、もしあなたが生きにくくて、少しでもその人生を改善して行きたいとわずかでも思っているのだとしたら、自分を傷つけた相手や状況など、何かに責任転嫁していること自体が、実はあなたにすでに届くはずの光をあなた自身で自ら届かないように阻んでいることに、もうそろそろ気づきましょう。
裏切られた相手をいくら恨んでも、あなたの気持ちは益々荒む一方で、癒されることはないのです。事実、今苦しいのは魂が望む生き方ではないからです。
その出来事は過去の出来事でもう終わったことなのに、あなたは自分の過去のいらない感情に執着し過ぎていて、自分をその闇に縛り付けて離れられなくしています。
幸せになることを自分で制限するのはもう止めましょう。
あなたが今までどのように生きてきて、どんな経験をして、どんなに辛い酷いめに合っても、あなたから絶対に離れず、そばにいてくれて、いつもあなたの成長を願い、これからもあなたがもっと素敵に生まれ変わる為に、あらゆる最高のステージを用意し、いつも励まし、見守り、サポートしてくれている存在がいます。
あなたのハイヤーセルフです。
起きた出来事や人との関わりを通して、人間は素晴らしい成長と変容、発展をくりかえしますが、あなたの成長を加速させるのも、後退させるのも、他者の行為や起こる出来事が直接影響しているのではなく、あなたの中の弱さと脆さに気づかせるためのスイッチでしかないことに気づきましょう。
自分に対して揺るぎない確信を持てたら、今生という世界があなたが思っているよりも、ずっとずっと明るくて、素晴らしい場所だとわかるはずです。
私たちは光の使者として、あらゆることにチャレンジしながら、あらゆる可能性が誰にでも注がれる地球で暮らしています。
ただ目に見える世界ということで、時に不便に感じることはあるかもしれませんが・・・
希望を失わないでください。諦めないでください。
今生の旅のどのステージにいても、ただ満喫することにフォーカスすればいいのですから。